ブライアン・フェアのドレッド

管理人がドレッドに憧れたきっかけのひとりが、Shadows Fallのボーカリストであるブライアン・フェアです。
しかしふと気がつけば、そんな大事な人物の特集記事を今まで書いていませんでした。
他の記事でちょいちょい登場していたために、既に書いていた気になってたようです。灯台下暗しとはまさにこのこと(汗)
そんなわけで、今回はブライアン・フェアのドレッドレビューです。
Contents
ブライアンフェアとは?
ブライアン・フェア(Brian James Fair)。
アメリカはマサチューセッツ州出身のメタルコアバンドであるShadows Fallのボーカリストです。
若い頃から幅広い音楽を聴くことで知られていたそうで、ギター・ベース・ドラムも演奏します。
音楽活動をはじめた初期にはベース兼ボーカル担当だったり、Transientというプロジェクトではギターとドラムを担当していました。
ベジタリアンでもあります。
ブライアン・フェアのドレッドについて
それではブライアンのドレッドについて見ていきます。
まず地毛は黒のカーリーヘアであり、毛量は多め。
16歳のころ(90年代前半)から伝統的なドレッドヘアの自作方法であるフリーフォームメソッドでドレッドを開始。
20年以上が経過した現在もドレッドを継続中です。
ルーズでモジャッとした根元、極太・中くらい・細めなど太さや長さがバラバラ、コンゴやコブ有りで形状もランダムという、フリーフォーム感あふれる野性的な仕上がりです。
カラーリングや装飾などはほとんどなく、リングがつけてある程度の極ナチュラルな状態で、長さが伸びている以外は時期による変化もあまりありません。
長年の日焼けなどによる自然脱色で明るめの茶色っぽくなっています。
このライブ映像で分かるように、フリーフォーム然としたワイルドなドレッドとそのアグレッシブなステージングとの相乗効果は大きく、まるで獣のような迫力を醸しています。
近年はうっすらと白髪もまじってきて長年ドレッドと共に生活してきた貫禄が漂っています。
また、2014年時点で地面に触れるくらいの長さだったので、そのままなら現在は地面にを引きずる長さにはなっているはずですが、2021年の画像をチェックしてみるとそれほど変わってないので、毛先を切って背丈くらいの長さでキープしている可能性もあります。
ブライアンのドレッドはその長さのため、車のドアに挟めたり、ステージ照明やギターのエフェクトペダルに引っかかったり、ファンに引っ張られたりすることもあるそうです。
ちなみに

ちなみに彼がベジタリアンになったきっかけは、ドレッドヘアであることから連想してラスタの影響によるもの…かと思いきや、The Smithsの「Meat Murder」を聴いて強く影響されたから、ということです。
むすび
ブライアン・フェアのスーパーロングドレッドは、いかにもフリーフォームといった雰囲気の野性的で迫力ある仕上がりです。
気の赴くままにカラーリング/カット/リングなどの装飾を施してバラエティをもたせるスタイルも、個性が際立ってカッコイイですが、彼のように自然に任せたひとつのスタイルを続けるのもまた、説得力があって魅力的だと思います。
管理人自身はどちらかというとひとつのスタイルを続ける方ですが、どちらのドレッドもその人の価値観が表現されている感じがして好きです。
いろいろな花が咲いているのは華やかで良いし、緑が生い茂っているのは強い生命力が感じられて良い…みたいな感覚です。
※関連ページ:フリーフォームによる自作ドレッドのミュージシャン達