ドレッドヘアのフケ対策
ドレッドヘアは、正しくお手入れしておけばフケだらけになることはありません。しかしその方法は、他のヘアスタイルと比較するとクセがあり、上手く出来てないとフケが増えることもあります。
「ドレッドのフケで困ってるんだけど」という人は、このページの対策を参考にしてみてください。
Contents
フケができる原因
フケとは、頭皮の角質が死んで剥がれたものです。代表的な原因は、過度な乾燥と過度な皮脂分泌です。以下はその詳細です。
乾燥
洗髪のしすぎ・長時間のエアコン使用などは、頭皮が乾燥する原因となります。過剰に乾燥すると、頭皮の角質は脆くなり、剥がれやすくなります。これが乾燥によるフケの原因です。
※洗髪については「ドレッドヘアの洗い方」参照。
皮脂分泌過剰
洗髪不足・洗髪のしすぎ・シャンプーの洗い残しなどは、頭皮の皮脂分泌を過剰にさせる傾向があります。頭皮に必要以上の皮脂がたまってしまうと、雑菌が繁殖しやすくなり、炎症を引き起こします。炎症を起こすと、皮膚が剥がれやすくなります。これが皮脂分泌過剰によるフケの原因です。
乾燥フケと脂性フケの見分け方
基本的な見分け方としては、フケが小さく、頭皮が乾燥している時が乾燥フケ。フケが大きめで頭皮がベタベタしている場合は、脂性フケです。ただし、体質・疾病・生活環境などの原因がが組み合わさっている場合は、一概には判断できないので、あくまでも目安と考えて下さい。
フケ対策
洗髪の頻度を調節する
ドレッドを洗髪する基本的なペースは、1週間に1~4回です。これを乾燥や皮脂分泌にあわせて、ペース調整します。
一例としては、週に4回の洗髪をしていて、頭皮が乾燥しやすいと感じる場合、週に1回に変更してみる。
また反対に、週に1回の洗髪をしていて、頭皮が脂っこいと感じる場合は、週に3回に変更してみる…といった具合です。
この要領で、自分の頭に合ったペースを見つけましょう。
また、回数を変更するときは、急に変えるのではなく、徐々に行います。例えば、週に1回の洗髪を4回にしたい場合、まずは週に2回にして様子を観察し、次に3回にして…といった感じです。
急に変更すると、頭皮が順応できず、逆効果になる可能性があるので、注意しましょう。
ちなみに、季節の変わり目など気温や湿度の変化があるとき、フケが目立つようになることがあります。これは、頭皮が回りの環境に順応するため、皮脂分泌量などを調節している時期だからです。
そのままにしておけば、頭皮が環境に慣れるに従って、フケはおさまってきますが、うまくいかないときは、上記の要領で洗髪ペースを調整してみましょう。
※ちなみに管理人の場合、夏は週に2~3回、他の季節は週に1回…といったペースにしています。基本はお湯のみで洗い、頭皮や髪の状態によってディープクレンジング・リンゴ酢リンス・紅茶リンスなどを行っています。
シャンプーを変えてみる
使っているシャンプーや石鹸の洗浄力が強すぎると、頭皮の健康を維持するのに必要な皮脂までも流してしまい、乾燥過剰になる可能性があります。
また、過剰に乾燥した状態になると、逆にそれを補おうとして、皮脂を大量に分泌してしまう心配もあります。
そんなときは、洗浄力が弱めシャンプーや石鹸に変更してみましょう。それでも心配という場合は、お湯のみで洗うという選択肢もあります。
※関連ページ:シャンプーと石鹸、ドレッドを洗うならどちらが良い?
お湯の温度に気をつける
洗髪するときのお湯の温度が高すぎると、乾燥が過剰になることがあります。乾燥が気になるときは、ちょっと温度をぬるめにしてみましょう。また反対に、脂っぽさが気になるときは、温度を少し上げてみましょう。
※温度を上げる際は、火傷しない範囲内にしましょう。
洗髪後の乾燥に気をつける
洗髪後に自然乾燥させると、乾燥しすぎることがあります。気になるときは、ドライヤーでしっかり乾かすようにすると良いでしょう。また、ドライヤーを使う時は近づけすぎないように注意し、髪や頭皮を傷めないようにしましょう。
重曹で洗う
上記に加えて、ときどき重曹で洗髪すると、頭皮やドレッドにこびりついたフケや汚れを、浮かせて洗浄することが出来ます。
重曹は頭皮やドレッドを乾燥した状態へと近づけるので、脂っぽく感じるときに有効です。
※やり方の詳細は「ドレッドヘアのお手入れ – ディープクレンジング」参照
リンゴ酢でリンスする
ときどきリンゴ酢で洗髪すると、頭皮とドレッドの乾燥を和らげ、適度な潤いを与えることが出来ます。また、殺菌作用もあり、雑菌の増加を抑えて炎症を防ぐ効果が期待できます。乾燥しすぎだと感じるときに効果的です。
※やり方の詳細は「ドレッドヘアのお手入れ – リンゴ酢リンス」参照。
むすび
ドレッドにしてからフケが増えてしまったお嘆きの方、以上を参考に対策をしてみてください。自分に合った対策をみつけるのに時間がかかるかもしれませんが、一旦つかめてしまうと、自然に対応できるようになるハズです。
ちなみに、もともと体質的にフケが多いという人は、ドレッドかどうかとは別の問題になってくるので、専門の医師に相談されると良いでしょう。