ドレッドヘアのお手入れ【リンゴ酢リンス】
ドレッドヘアのお手入れには、毎日または数日おきに行うものと、1~2ヶ月ごとくらいに行うものがあります。
今からご紹介する「リンゴ酢リンス」は、後者です。
前回に解説した「ディープクレンジング」と同じく、ドレッドの健康を保つのにとても有効なお手入れです。
Contents
リンゴ酢リンスって?
ドレッドを健全に保つには、髪と頭皮が適度に乾燥した状態が理想です。
しかし、乾燥が過剰になると、髪と頭皮そのものへのダメージや、痒み・フケの増加を引き起こすことがあります。
そんなトラブルを防ぐために行うお手入れが、「リンゴ酢リンス」です。具体的には、ドレッドをリンゴ酢で洗います。
リンゴ酢の効果
リンゴ酢の効果は主に3つです。
- 保湿効果です。
ドレッドはコンディショナー成分が入っていないシャンプーや石鹸を使うため、日頃の洗髪によって、髪のキューティクルが開いた状態になりがちです。リンゴ酢は、そのキューティクルを閉じなおし、保湿してくれます。また、頭皮にも適度な潤いを与えてくれます。 - 頭皮を弱酸性化する効果です。
頭皮は弱酸性であるときが最も健康だと言われています。しかし、通常の洗髪により、頭皮の状態は徐々にアルカリ性へと傾いていきます。リンゴ酢は、それを中和して弱酸性へと戻してくれます。※通常洗髪については「ドレッドヘアの洗い方」を参照。 - 殺菌効果です。
リンゴ酢は、殺菌効果によって、頭皮に雑菌などが増殖するのを防いでくれます。炎症による痒み・ニキビやフケの予防・改善に有効です。※フケのトラブルについては「ドレッドヘアののフケ対策」を参照。
必要なもの
- お湯(熱すぎない温度)
- 風呂桶
- リンゴ酢(添加物・香料などが入っていない製品。アルコールは特に気にしなくてOK)

管理人が使っているミツカンのリンゴ酢です。
やり方
- お湯(熱さは入浴する時と同じくらい)を風呂桶に入れます。※ドレッドが長くて桶に入りきれない場合は、バケツなどでもOK。
- リンゴ酢(適量)を加え、かき混ぜてよく馴染ませます。※リンゴ酢の分量に決まりはありませんが、まずは風呂桶1杯のお湯に対し、小スプーン2~3杯から始めましょう。最初から濃いめにしてしまうと、体質によっては刺激が強すぎることがあるためです。足りないと感じたら、少しずつ増やし、各自が快適だと感じる濃さを見つけましょう。
- 完成したものに、頭皮とドレッドを浸して5~10分ほど待ちます。
- ドレッドを大まかに絞ってから、お湯で丁寧に洗髪します。洗い残しがないように、気をつけましょう。
- きちんと乾かしたら、終了です。
気をつけて!
- 頭皮に傷やデキモノなどがある時は、しみるのでやめましょう。
- リンゴ酢が目に入らないように気をつけましょう。
- 体質に合わず、頭皮や髪に異常がでてきた場合は、ただちに使用を中止しましょう。
どのくらいのペースでやるの?
基本的には1~2ヶ月に1回くらいです。
しかし、あくまでも基本というだけなので、それぞれの体質や頭皮の状態に応じて、心地よいペースを探しましょう。
例えば、頭皮が乾燥しがちなときは、1ヶ月に2回…といった具合です。
ただし、あまり頻繁に行うと、ドレッドに向かないよく潤ったサラサラの髪質になってしまい、普通の毛のドレッド化も滞ってしまいます。注意しましょう。
※はじめてリンゴ酢を使う人の場合、頭皮が慣れていないため、一時的にフケが増加したり痒く感じたりすることもありますが、続けているうちに順応し、徐々に効果があらわれます。どうしても逆効果が続くようであれば、体質にあっていない場合もあるので、使用をやめましょう。
むすび
ノーマルヘア用のリンスが使えないドレッドヘアにとって、リンゴ酢は保湿や殺菌効果を得ることができる、ありがたいものです。
うまく利用して、頭皮や髪の毛のコンディションを良好に整えましょう。