どう違うの!?ドレッドヘア/コーンロウ/ブレイズ
ドレッドヘア/コーンロウ/ブレイズの違いをご存知ですか?
これらは「束のような状態になった髪型」ということで、「ドレッド」としてまとめられることが多いです。
しかし、正確にはそれぞれ別の種類のものです。今回はその特徴と違いの解説です。
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ドレッドヘア
・髪の毛どうしが不規則に絡み合いつつ収縮し、ロープのような束状になったヘアスタイルのことです。髪が絡まった状態なので、編み目がハッキリと見えることはありません。また、アフロじゃないと出来ない髪型だと思われがちですが、どんな髪質でも可能です(←仕上がりの雰囲気はそれぞれに異なります)。
・「ドレッドヘア」は国内で多く使われる呼び名で、海外ではドレッドロックス(Dreadlocks)や、ドレッド(Dread)、ロックス(Locks/Locs)などと呼ばれる方がが一般的なようです。インドではジャタ(Jata)呼ばれることもあります。
・自分で洗うことができます。洗えないと思っている人は多いようですが、誤解です。
・伸ばし続けることができます。ドレッドは伸ばせないと思っている人もいますが、これも誤解です。伸ばし方にはいろんな方法があり、人それぞれに違います。
例えばフリーフォーム(※)でドレッドを作った場合、清潔さをキープしつつ根元を緩い状態のままにしておくことにより、伸びた毛を自然にドレッド化させます(←管理人はこれです)。
他の方法でドレッドを作っている場合は、手芸で使うカギ編み棒を使い、根元から伸びた毛をドレッドの中へと引っ張りこんでいくのが一般的です。
※ドレッド自作方法のひとつ。髪と頭皮を清潔にしつつ、一切のブラッシング(手グシも含む)をストップすることにより、自然にドレッドを形成させる方法です。どんな髪質でも可能。やり方の詳細は「ドレッドヘアの作り方-フリーフォーム」をご覧ください。
・20年以上もの長期にわたって伸ばしている人もいます。
※関連ページ:ドレッドにするには年をとりすぎている!?
コーンロウ
・髪を三つ編みや四つ編みなどにしながら、頭皮に沿って編みこんでいったヘアスタイルです。規則的に編んでいるため、ドレッドと違って、編み目はハッキリと見えます。
・編みこむ際に、真っ直ぐにしたりカーブしたりすることにより、様々な模様をデザインして楽しめます。
・作る際には、基本的にキツめに編んでいくため、人によっては痛いと感じます。
・仕上がった状態がトウモロコシを思い起こさせることから、コーンロウという名がつきました。
・自分で洗うことができます。
・そのまま伸ばし続けることはできません。伸ばす場合には、一旦ほどいてしまってから、再び編みなおします。
ブレイズ
・髪を三つ編みや四つ編みなどで編み、ロープ状にしたヘアスタイルです。コーンロウと違い、頭皮に沿わせてはいません。また、規則的に編んでいるため、ドレッドと異なり、編み目はハッキリと見えます。
・コーンロウと組み合わせられることもあります。例えば、頭全体はコーンロウにして、襟足からはブレイズにする…といった感じです。
・自分で洗うことができます。
・地毛が伸びてきた場合は、基本的には一旦すべてほどいてから編みなおすことになりますが、根元部分だけを編みなおせる場合もあります。
むすび
このように、ドレッド/コーンロウ/ブレイズは似て非なるものです。
どれかをやってみたいという人は、あらかじめよくリサーチしてから、それぞれの特徴や扱い方をよくふまえ、望むスタイルにピッタリなものを選びましょう。