ナチュラルドレッドってなに!?
「ナチュラルドレッド」をご存知ですか?ドレッドに興味がある人は、耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?今回はその解説です。
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ナチュラルドレッドって?
ドレッドヘアの種類は、作り方によって分類されます。ナチュラルドレッドもその内のひとつです。主に2つの意味で使われます。
地毛のみで作ったドレッド
エクステンションを取り付けたり、パーマをかけたりせず、地毛のみをつかって作るドレッドの事を指します。
美容院で言うナチュラルドレッドは、基本的にこのことを表しています。編み方はそれぞれのお店ごとに異なりますが、逆毛を立てるバックコームや、カギ編み棒を使用して編みこんでいく方法などがメジャーです。
しかし、パーマやエクステを使っていても「仕上がりが自然に見えるドレッド」という意味で、ナチュラルドレッドと言われることもあります。
美容院でドレッドにする場合は、前もって確認しておきましょう。
フリーフォームで作ったドレッド
ドレッドの作り方のうち、最も古典的なメソッドで「フリーフォーム」というものがあります。そのフリーフォームで作ったドレッドを、「ナチュラルドレッド」と呼ぶことがあります。
つまり、フリーフォームドレッド(freeform dreadlocks)/ナチュラルドレッド(natural dreadlocks)/ネグレクトドレッド(neglect dreadlocks)は、同じ意味です。
作り方としては、頭皮と髪の毛を定期的に洗ってクリーンにしつつ、一切のブラッシングをストップすることで、髪どうしを自然に絡ませ、ドレッド化させていきます。
※詳しいやり方は「ドレッドヘアの作り方フリーフォーム」参照
また、その特徴としては…
- お金をかけず自分ひとりでドレッド作りができる
- ストレートやクセ毛など、どんな髪質でも可能
- 無理な力を加えないため、頭皮や髪への負担が少ない
- 他のメソッドと比べると、メンテナンスが少なくて済む
- 自然で野生的な仕上がりになる傾向が強い
…などがあります。
出来上がるのに、半年~3年(人によって違う)という長い時間が必要であり、ドレッド化の過程で酷い寝癖のような時期を経なければならないため、日本ではあまりメジャーな方法でありませんが、少しずつ愛好者も出てきています。
海外では歴史も長く、人種・宗教・年齢・性別を問わず、たくさんの愛好者がいます。
※ちなみに管理人はフリーフォームドレッドです。ドレッド化の様子については「フリーフォームで普通の髪の毛がドレッド化する過程」参照。
フリーフォーム/ナチュラルドレッドで有名なミュージシャンとしては、レゲエのカリスマであるボブ・マーリー、メタルコアバンド ShadowsFall のボーカリストとして名を馳せたブライアン・フェア…などがいます。
↑ボブ・マーリー
↑ブライアン・フェア(Shadows Fall)
むすび
ナチュラルドレッドは、主に「地毛のみで作ったドレッド」と「フリーフォームで自作したドレッド」の意味があります。
自然な雰囲気のドレッドを望む人には良い選択肢のひとつでしょう。
ただし、ドレッドヘアは、美容院で作るにしても自作するにしても、それぞれに仕上がり具合の違いや、メリットとデメリットがあります。
※関連ページ:ドレッドを作るならどっち?美容院vsフリーフォーム(自作)
どちらが良いとか悪いではなく、自分の性分に合っているかどうかが最も大切なので、前もってよく調べてから実行しましょう。