ソニー・サンドバルのドレッド

ソニー・サンドバルのドレッド。Sonny Sandoval's dreadlocks

今回は、90年代末にデビューし現在も活動を続けるヘヴィロックバンド、P.O.D.のボーカリストである、ソニー・サンドバルのドレッドレビューです。

そのヘヴィかつ独自の憂い漂う音楽と共にお楽しみください♪

ソニー・サンドバルとは?

ソニー・サンドヴァル(Paul Joshua “Sonny” Sandoval)

アメリカ出身、90年~2000年代初期にかけて隆盛したラップ・メタル勢の中から登場しつつ、レゲエの要素・スペーシーな空気をもった楽曲・クリスチャンであることが反映された歌詞など、独自のカラーで頭角を現したヘヴィロックバンド、P.O.Dボーカリスト

10代の時に白血病で他界した母親が敬虔なクリスチャンであったことが、彼の信仰にも影響を与えています。

※P.O.D公式サイト…PAYABLEONDEATH.COM

ソニー・サンドバルのドレッドについて

1999年「The Fundamental Elements of Southtown」発表時。

ソニー・サンドバルは、97年あたりからフリーフォームによる自作でドレッドを始め、2008年に切ってしまうまで続けていました。

地毛は黒でウェービーな天然パーマ。

ドレッドであった期間は、カラーリングや装飾的なことはせず、ごくナチュラルな状態で伸ばしていました。

※追記
その後、2021年にはフリーフォームドレッドに戻っています。詳細は後に書いています。

2001年「Satellite」発表時。

胸に届くくらいの長さまで伸びています。毛先の色が明るいのは染めているのではなく、長期間の髪の日焼けなどによる自然脱色だと思われます。

※自然脱色の強い例は「ランディ・ブライのドレッド」をご参照ください。

2006年「Testify」発表時。
2006年ごろのソニー・サンドバル。ドレッドヘア。

2008年に切ってしまう前には、腰に届くくらいの長さになっていました。自然なコンゴも進んでいたようで本数自体は減っているものの、太さと長さが増し、風格を感じさせるドレッド姿です。

https://www.youtube.com/watch?v=lNF4wKfu85U
そして2021年。

10年ほどのノンドレッド時代を経たのち、2019年あたりからフリーフォームによるドレッド自作を再開。

2021年現在、ほとんどセパレートしてないと思われるあちこちがコンゴしたドレッドは、開始時が短髪だったため長さはそれほど伸びていないにもかかわらず、貫禄が感じられる仕上がりです。

特に後頭部あたりのコンゴは太くなっており、どこかスピリチュアルな雰囲気も漂っています。

ちなみに

ソニーは、2008年にドレッドヘアをやめましたが、理由は「みんながやるようになってしまい、本来の意味が薄れたから」。

おそらく、ドレッドの精神的な部分には興味をもたず、ファッションとして流行ってしまったのが嫌だった…という意味だと思われます。

2019年には再びフリーフォームで自作ドレッドを開始するも、21年現在は再びやめている模様です。

2019年あたりからフリーフォームによるドレッド自作を再開し、21年現在には貫禄あるドレッド姿に戻っています。

まとめ

ソニー・サンドバルドレッドは、装飾をほどこしていないとてもナチュラルなフリーフォームドレッドでした。その堂々とした姿にあこがれて、ドレッドにした人も少なくないでしょう。

また、やめた理由から察するに、ソニーはドレッドに関して、精神性重視でファッション派には否定的だったようですが、管理人の個人的意見としては、精神派でもファッション派でも、自分で納得して選んだのならOKと考えています。

※追記
2021年現在、再びフリーフォームドレッドに戻ったソニー。管理人としては、一度ドレッドをやめた人がまたドレッドになっているのを見ると、嬉しい気分になります。やはりソニーはドレッドが似合ってるなぁ…と個人的には思います。

※ドレッドの精神性に関心がある人は「ドレッドヘアの歴史」「人がドレッドにする理由とは?」「ラスタとドレッドヘア」などもご覧ください。

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