切らずにドレッドヘアをやめる方法
「ドレッドをやめるには切るしかない」とお考えの人は多いでしょう。しかし、切らずにすむ方法もあります。
ドレッドを始める前にやめ方を知っておきたい人や、ドレッドを普通の毛に戻したいと考えている人は、参考にしてみて下さい。
Contents
切らずに済むドレッドのやめ方
ドレッドヘアは切らなくてもやめる事ができます。しかし、それなりの手間と時間が必要です。
自分だけでも出来ますが、誰かに手伝ってもらうと、より楽になるでしょう。
用意するもの
- 細長くて頑丈な金属製の棒(太めの針・釘・ラットテールコームなど。表面がなめらかで折れないものを!)
- 普通のクシ
- コンディショナー
- お湯(入浴する時くらいの温度)
やり方
- ドレッドを1本選び、お湯でよく湿らせます。
- 湿ったドレッドにコンディショナーを添付し、よく揉みます。できるだけ柔らかくしましょう。
- ドレッドの先端から少し上のあたりに、金属製の棒(釘・ラットテールコームの柄など)を刺しこみ、先端へと動かします。これを繰り返して、梳かしていきます。
※尖った棒の先端で、指や頭皮に怪我をしないよう、よく気をつけましょう。 - だいたい梳かしきれたら、普通のクシでさらに梳かします。
- この要領で、根元に向かって少しずつ梳かしていきます。
- 終わったら、洗髪・乾燥して完了です。
※途中で抜け毛・切れ毛が出てくる場合がありますが、それほど気にしなくてOKです。普通の髪型の場合、抜け毛・切れ毛は、自然に下に落ちていきます。ところがドレッドは、毛が複雑に絡まっている状態にあるため、抜け毛・切れ毛が出ても、ドレッド内に納まり、すぐには落ちていかない傾向があります。それが、梳かした時に出てくるのです(梳かしている間に切れた毛も含まれてはいますが…)。
頭全体を普通の髪に戻したい場合は、この作業を全部のドレッドに対して行います。一部だけを普通の髪に戻したい場合は、該当する箇所のドレッドだけに、行います。
時間がかかるので、1日に数本ずつ、数日に分けて行っても良いでしょう。
↑LazyDreadsさんが実演してくれています。
注意点
- ドレッドが成熟していればいるほど(ドレッド期間が長いほど)、髪の密度・強度が高いため、戻すのに時間もかかります。
- ドレッド作りやメンテナンスでワックスを利用し、それがドレッド内に溜まってしまっている時は、第一にそれを除去しなければなりません。このケースでは、切らずに戻すことが難しい場合もあります。
※ドレッド内に蓄積された汚れ・不純物は、重曹を使ったディープクレンジングでたいてい除去することが出来ますが、あまりに酷く固まっている場合などは、無理なケースもあります。
※当サイトに掲載している作り方・メンテナンスでは、一切ワックスは利用しません。 - 普通の髪に戻した際、多少の傷みが残っている場合があります。ドレッドは基本的にコンディショナーを使わず、髪を乾燥気味にキープするからです。ノーマルヘアに戻した後、洗髪時にコンディショナーを利用するようにして、徐々に以前の状態に戻していきましょう。
むすび
ドレッドヘアをやめる際は、切らなくても大丈夫です。ただし、それにはある程度の手間がかかります。
とはいえ、やめ方を知っていればドレッドを始めるかどうかを決めるときの、検討材料になります。
また、今ドレッドにしている人がやめたい場合は、丸坊主にする必要がないので、後の髪型の選択肢が増えることになります。
よい参考になれば幸いです。