ドレッドヘアの洗い方

ドレッドヘアの洗い方 washing dreadlocks

ドレッドは洗えない」という噂がありますが、それは間違いです。

ドレッドヘアを健やかに保つには、正しい方法で洗い、頭皮と髪を清潔で適度に乾燥した状態にキープしておくことが必要です。ここでは、その洗い方を説明します。

普通の髪の毛と比べると、ちょっとコツが必要かもしれませんが、慣れることはそんなに難しくありません。

しばらくすれば意識しなくても出来るようになるでしょう。(関連ページ:ドレッドを濡らさずに入浴する方法

普通のシャンプーは使える?

ドレッドの洗髪に使うのは、無添加石鹸コンディショナー成分が入っていないシャンプーです。

理由は、ドレッドヘアは髪の毛どうしが複雑に絡んでいるため、内部に水や不要な化学物質どがたまりやすい状態になっているからです。

余分な物質の蓄積は、臭みを引き起こしたり、ドレッドを傷めたりすることにつながってしまいます。

それを避けるために、できるだけ添加物が入ってないもので洗います。(関連ページ:シャンプーと石鹸、ドレッドを洗うにはどちらが良い?

人によっては、お湯だけで洗うこともあります。

※ちなみに管理人は、基本的にお湯だけで洗い、気が向いたときに無添加石鹸を使っています。最終的には、石鹸にしてもシャンプーにしても、各自が快適に感じるモノを選びましょう。

洗い方

1.頭皮と髪を、まんべんなくお湯で濡らします。

2.適量のシャンプーを頭皮あたりにつけます。固形石鹸の場合は、適量をいったん手につけてから頭皮あたりに添付します。

※直に頭につけると、思ったよりたくさんの石鹸が溶け出してしまい、濯ぎにかかる時間が長くなることがあるからです。(関連ページ:ドレッドの石鹸カスが気になるときの対策は?

3.ドレッドをスポンジのように考え、髪で頭皮を洗うような要領で、洗います。あまり強くこすらないように注意しましょう。

※このとき、円を描くように手を動かしながら洗うと、普通の髪がドレッド化するのを助ける効果があります。しかし、ドレッド自体も互いにくっつこうとするので、注意が必要です。それを防ぐには、洗って乾かした後、くっつきそうなドレッドを両手で引き離しておきます。(←これをセパレートといいます。あまりしっかりとくっついている時は、無理に行わないように!ドレッドが傷みます)

「もっと頭皮を洗いたい」と感じたら、各ドレッドの間に指をとおして、地肌を洗うと良いでしょう。

4.濯ぎます。石鹸のカスやシャンプーが残らないよう、充分に洗い流しましょう。洗い残しがあると、ドレッドの臭み・ベトつき・痒み、などの原因になることがあります。

5.乾燥させます。濯いだ後、ドレッドを振る・絞る、などしてザッと水分を飛ばします。それから、タオルで拭きます。

※このとき、円を描く感じでタオルを動かしながら拭くと、普通の髪のドレッド化を促す効果があります。注意点は3.と同じ。ドレッド自体も互いにくっつこうとするので、気をつけましょう。くっついてしまうのを避けるには、乾かした後、くっつきそうなドレッドを両手で引き離しておきましょう。(←あまりしっかりとくっついている時は、無理に行わないように!ドレッドが傷みます。詳しいやり方はセパレート参照)

タオルが終わったら、扇風機・ドライヤー・自然乾燥など、好きな方法で乾かします。

よく乾いていない状態で眠ると、ドレッドの変形や悪臭を引き起こすことがあるので、気をつけてください。


↑LAZYDREADSさんによる動画。1:25あたりから実演してくれてます。参考にどうぞ。

どのくらいのペースで洗えばいいの?

ドレッドヘアを洗うペースは?

基本的には、週に1~4回です。最低でも1週間に1回の洗髪は必須ですが、あとは決まった回数というのはありません。

自分の髪質・体質・生活環境などに合わせて、快適に感じる回数を選べばOKです。

むすび

このように、洗い方にはちょっとした慣れが必要なので、実際にやってみるまでは「できるかな?」「面倒くさいな」と感じるかもしれません。

しかし、何回かやっているうちに、当たり前になってくるので、肩肘を張らなくても大丈夫です。

洗髪は、健康的なドレッドの維持に欠かせない、いちばん基本的なお手入れです。焦らず余裕をもって取り組みましょう。

ちなみに「洗った後に石鹸カスが残るんだけど…」という人は、「ドレッドの石鹸カスが気になるときの対策は?」をご覧ください。

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