ドレッドにするならどっち!?美容院vsフリーフォーム(自作)
ドレッドヘアにする際、美容院に頼むのとフリーフォームメソッドを使って自分で作るのとでは、どちらが良いのでしょう?検討してみたので、迷っている方は参考にどうぞ♪
Contents
まずはそれぞれの特徴を検討
美容院のドレッドにもフリーフォームの自作ドレッドにも、それぞれ特性・メリット・デメリットがあります。まずはどんなものかチェックしてみましょう。
美容院
美容院でドレッドを作る場合、パーマなどをかけず地毛のみで作るナチュラルドレッド、アフロパーマをかけてから作るアフロドレッドの他、エクステを追加して長さや量を調整するなど、さまざまな方法があります。
※関連ページ:ナチュラルドレッドってなに?)
メリット
- 太さや長さ、両サイドを刈り上げるなど、希望するデザインのドレッドにすることが可能です。
※髪の濃さ・元の髪質・長さ・担当美容師さんのテクニックによります。
※ハイテクニックの美容師さんだと、フリーフォーム風の仕上がりにできる方もいらっしゃるようです。 - 最小限の時間で可能です。
一般的に半日ほどは必要とするので、他のヘアスタイルと比べるとかなり長く感じるかもしれません。しかしフリーフォームで自作すると、6ヶ月~3年ほど(個人差アリ)は必要となります。それと比較すればかなり短時間になっています。
※ドレッドの形・強度が安定する(成熟)にはだいたい6ヶ月~2年くらい(個人差あり)は必要です。これは美容院でもフリーフォームでも共通です。 - 手入れを任せることが可能です。
根元が伸びたり、ドレッドからはみ出した普通の毛が目立つようになったり、形が変化してきた時など、美容師さんに対処を任せることができます。 - 質問があるときは直接たずねることが可能です。
デメリット
- お金がかかります。
費用は平均4~5万円で、手入れを頼む際にもお金が必要です。 - 扱いに戸惑うこともあります。
洗い方や自宅で行う手入れなど、他のヘアスタイルとは違った癖があります。1日で髪がドレッドになると、しばらくは取り扱いに戸惑う可能性も…。 - 頭皮や髪により負担がかかることがあります。メソッドによって、逆毛を立てたり、ワックスを利用したり、パーマをかけたりなど、より負担をかけやすくなる可能性があります。
注意!
ドレッドは洗うことができます。そのため「ドレッドはやめるときまで洗ってはいけない」というお店は、正しい知識や技術をもっていない可能性があります。前もってチェックしておきましょう。
※関連ページ:ドレッドヘアってなに?
フリーフォームメソッド(自作)
フリーフォームメソッドとは、コンディショニング成分抜きのシャンプーや無添加石鹸で髪を洗い、手グシを含めて一切髪を梳かさないでおくことにより、自然にドレッドを形成させる自作方法です。
ミュージシャンにもたくさんの愛好家がいます。
※関連ページ:フリーフォームによる自作ドレッドのミュージシャン達
メリット
- お金がいりません。
通常の洗髪で必要な無添加石鹸、定期的な手入れに必要なリンゴ酢・重曹などを入手しても、美容院と比較すれば格段に安い値段で済みます。またそれらはスーパーなどで気軽に見つけることができるものです。 - 完全に自分だけで作ることが出来ます。
専用の特殊な道具も、手伝ってくれる人も、場所も必要ありません。自宅で可能です。 - 自然の力を利用したオーガニックな方法であるため、太さ・長さ・形状がランダムな、ナチュラルで野生的な雰囲気のドレッドに仕上がります。またそれは、人それぞれに違って個性的です。
- 頭皮や髪の毛にかかる負担が抑えられます。
先に述べたとおり、無理に引っ張ったり絡めたりといった人工的な力を極力加えず、髪の自然な性質を使ってドレッドを形成させるためです。 - ワックスを使わず、締め直しも行わないため、お手入れを少なく抑えることができます。
- 少しずつドレッドの扱いに馴染んでいくことができます。
日常生活での扱いやお手入れ方法など、ドレッドには他のヘアスタイルにはないクセがあります。ゆえに、突然髪をドレッドにすると、勝手の違いに戸惑う可能性があります。しかし、フリーフォームなら、長い時間の経過と共に髪がドレッド化するのに合わせて、徐々に扱い方に親しんでいくことができます。ドレッドが仕上がる頃には、取り扱いにもスッカリ慣れていることでしょう。 - ドレッドヘの理解をより深めることが可能です。
フリーフォームでは、普通の髪の毛が徐々に絡み合って束状になり、それらがさらに組み合わさって太さを増し、変形と収縮を繰り返してドレッド化していく…という、オーガニックなドレッド形成の過程を直に観察・体験できます。そのため、ドレッド化の途中では髪に何が起こっているかをきちんと理解できるようになります。また、そうして出来上がる過程を知っているドレッドには、愛着も増すでしょう。
※ドレッド形成時の画像は、フリーフォームで普通の髪の毛がドレッド化していく過程参照。
デメリット
- あらかじめデザインを考えてその通りに仕上げる..ということが出来ません。
自然にまかせて形成するので、太さ・長さ・位置・本数などは、完成するまで分かりません。 - 長い時間を必要とします。
フリーフォームでドレッドを作るには、短くて半年~長くて3年程度(←個人差によって増減)の年月が必要です。また、形成過程でボウボウの酷い寝癖のようになる時期を経なければなりません(←個人差があり、あまり酷くならないケースもあり)。
※ちなみに、この「寝癖期」を経ることで虚栄心が取り除かれ、精神的なレベルが引き上げられる、という思想もあります。そのため、フリーフォームドレッドは、コミュニティーによってはリスペクトされることもあるようです。
結果は!?
以上のように、美容院にもフリーフォームにも、それぞれの長所・短所があります。どちらかが正しい・優れているという問題ではなく、ただ異なるということだと管理人は思います。
大事なのは、自分がどういったドレッドヘアにしたいかをよく考えて、それに合った方法を選択することです。
あらかじめリサーチし、ゆっくり時間をかけて検討し、満足のいくドレッドを作りましょう。