ドレッドの根元に隙間(輪っか)ができたときは?
ときどき、ドレッドの根元に輪状の隙間(ループ/loop)が出来ることがあります。見つけて不安になっている人は、このページを参考に対策してみてください。
隙間ができるのは異常?
ドレッドの根元に隙間ができることは、基本的に異常ではありません。
ドレッドヘアというのは、時間の経過と共に、コブや隙間ができたり曲がったり…といった変形・収縮を繰り返しながら密度を増し、成熟して形が落ち着きます。その期間は数ヶ月~2年くらい(※)を必要とします。
※個人差があります。また、フリーフォームの場合はドレッドが形成されてからの期間と考えます。
つまり、根元の隙間は、ドレッドが成熟していく過程でときどき起こる事のひとつで、よくあることなのです。
ドレッドができてから日が浅いころは、特に発生しやすい傾向があります。

ドレッドの根元にできた隙間
対策は?
では、どんな対策をすれば良いのでしょうか?主なものは次のとおり。
対策1-そのまま
隙間に対して、とくに何もしません。
そのまま手を加えず、根元をルーズなままにしておき、清潔さを保っていれば、時間の経過と共にドレッドが成長し、自然に目立たなくなっていきます。
完全に塞がらなかったり、ちょっと膨らみが残ったりすることもありますが、「ユニーク」「味がある」「個性的」と、かえって好意的に受け取る人も世界中にいます。
ドレッドの自作方法「フリーフォームメソッド」には「自然な状態が最も良い」という考え方に基づいているため、その愛好者には、特にその傾向が強くあります。(管理人もそうです)
対策2-ドレッドボール
該当ドレッド周辺に普通の毛がある場合、それをまとめてコネるようにして毛玉を作り、根元に入れておきます。
すると、時間の経過と共にその毛玉が根元と同化し、ドレッドの一部となる可能性が高まります。
このケア方法はドレッドボールといい、あちこちに飛び出した普通の毛対策のひとつですが、根元の隙間対策として応用しても良いでしょう。
即効性は低い方法ですが、オーガニックな方法が好きな人にはおススメです。
※ただし、これには注意点などもあるため、実施する際はまず「ドレッドから伸びた普通の毛対策にドレッドボール」で詳細をご確認ください。
対策3-かぎ編み棒で仕上げる
前述の対策で隙間が埋まっても、多少の名残でふくらみが残ったりすることはあります。
その名残を可能な限り目立たなくしたい場合、かぎ編み棒を使い、膨らんでいる部分をドレッド内へと引き込んでいく方法があります。
※この方法は、ドレッドが成熟する前(膨らんでいる部分がまだ柔らかい間)でないと行えません。
※フリーフォームにこだわる場合、可能な限り人為的な力を加えないため、この方法は使いません。
↑TheDreadQueenさんのデモンストレーション動画です。
むすび
管理人もドレッドの根元に隙間ができた事が何度かあります。その際は、対策1と2で対処したところ、時間の経過と共にだいたい修復されました。
ドレッドが成長するには時間がかかるので、長いタームで考え、あまり焦らず、変化を楽しむように心がけると良いでしょう。
また、管理人はフリーフォームなのでカギ編み棒は使いませんが、どの方法が正しいとか間違えとかではなく、重要なのは本人にあっているかどうかです。
いろんな方法を検討し、各自に合った方法を選んで対策しましょう。