ドレッドから伸びた普通の毛対策に「ドレッドボール」

ドレッドから伸びた普通の毛対策に「ドレッドボール」 dread balling

ドレッドボールをご存知ですか?ドレッドの周りから普通の髪の毛がはみ出してボサボサと煩わしい時に役立つ、お手入れ方法のひとつです。道具がいらない気軽な方法なので、必要に応じて試してみてはいかがでしょう?

ドレッドボールとは

ドレッドボールとは what is dread balling?

どんな作り方にも関わらず、一旦完成したドレッドは、時間が経つに従って、あちこちから普通の髪の毛が飛び出してきます。ボサボサの状態です。

それらは、基本的に何もせずに放っておけば近所のドレッドに同化していきます。しかし「どうしても煩わしい!とりあえず何とかしたい!」という場合もあるでしょう。

そんなときに役立つお手入れ方法のひとつが、ドレッドボール(dread ball/dread balling)です。ルースヘアボールと呼ばれることもあります。

はみ出した毛で毛玉を作って処理することが、その名が由来です。

完全な効果が望めるというわけではありませんが、道具が必要なく、お金もかからず、自分ひとりで行えるため、気軽な方法です。

やり方

  1. はみ出ている普通の毛を、どのドレッドに入れるか前もって決めておきます。このとき、該当ドレッドの根元が緩いことを、必ず確認しておきましょう
  2. 毛を集め、かるくひねってまとめます。
  3. まとめた髪を人差し指と親指の間に挟み、こねるような要領でこすりあわせ、毛玉を作ります。このとき、根元ギリギリまで丸めてしまわず、余裕をもたせて緩くしておきます。根元に負担がかかるのを防ぐためです。
  4. できた毛玉を1.で決めたドレッドの根元に差し込みます。このとき、根元の毛が抜けたり切れたりしないように十分注意しましょう。入らない場合は無理をしてはいけません。

あとは時間が経過すれば、差し込んだドレッドと同化していきます。


↑ドレッドボール。1:52~3:05あたりで実演してくれてます。

※ちなみに3.でうまく毛玉ができないときに管理人がやっている方法ですが、まとめた毛を人差し指と親指で持ち、空いた方の手の平に円を描くような動作で擦りつけます。

ドレッドボールの作り方 補足

こんな感じです。

注意点

ドレッドボールを行う際の注意点

  • 根っこに直接入れるため、よく注意しなければ、抜け毛や切れ毛の原因になることがあります。
  • ドレッドボールを入れる根元は、緩い状態でなければなりません。締まった根元に無理やり差し込もうとすると、根とドレッドを傷める可能性があります。
  • どの毛をどのドレッドに入れるかよく確認しておきましょう。例えば、あるドレッドの根っこから飛び出ている毛を、隣のドレッドの根元に入れると、その2つは後でコンゴする(くっついて1本になる)可能性が高まります。
  • ある程度の効果がありますが、簡易的な方法なので、すぐに根っこから飛び出してもとに戻ってしまうこともあります。その時はまた同じようにすると良いですが、あまり頻繁に行うのはやめましょう。根元に負担をかけ、傷めてしまう可能性が高まります。※関連ページ:ドレッドボールした髪の毛の定着を促進する方法は?
  • フリーフォームでのドレッド形成途中(初期段階)の人は、あまりしない方が良いでしょう。束の場所や太さが不自然になる可能性あります。行うのは、一度ドレッドが完成してからにしましょう。

むすび

ドレッドからはみ出た毛の処理方法のうち、オーガニックなものとしては、放っておく・タオルでこする・パームロールピンチロールなどがあります。

それら対策に、ドレッドボールも加えておくと良いでしょう。

きちんとドレッドと同化するには時間がかかるし、完璧な効果が期待できるというわけではありませんが、手軽かつ自然にスッキリさせるにはもってこいの方法です。

※関連ページ:ドレッドボールした髪の毛の定着を促進させる方法は?

お手入れ方法は、各自のやり易さや好みに応じて選び、実施する際は十分に注意点に気をつけておきましょう。

※その他の方法で一般的なものとしては、カギ編み棒で毛をドレッドに引き込んでいく「締めなおし」がありますが、フリーフォームドレッドでは基本的に行いません。

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