ドレッドの毛先や根元にゴムをつけることは必要?

ドレッドヘアを作ってからしばらくの間、各ドレッドの毛先近くや根元にゴムを装着しているのを見たことはありませんか?それは必要なことなのでしょうか?
今回はその検証です。
ドレッドにゴムをつけるのには賛否両論あり

ドレッドヘアを作ってから日が浅いうちは、形が崩れたり、ドレッドどうしがくっついたりしやすいものです。※関連ページ:コンゴ
それを防ぐ目的で、各ドレッドの毛先や根元にゴムをとりつける人もいます。※アクセサリーとして装着するのとは別です。
しかし、ゴム装着に関しては賛否両論ありで、人によって意見が分かれている…というのが現状です。
意見の内容は以下のとおりです。
賛成派
ドレッドの根元や毛先にゴムをつけることについて賛成派の意見です。
- ドレッドどうしがくっついてしまう(コンゴ)のを防ぐ効果がある。
- 型崩れを防止できる。
- 伸びてきた根元の地毛がドレッド化しやすくなる。
反対派
ドレッドの根元や毛先にゴムをつけることについて反対派の意見です。
- はみ出したり伸びたりした普通の毛がゴムの上に被さったまま絡まり、ゴムを外すことが困難になることがある。
- ドライヤーを使うと、熱でゴムが溶けてしまう恐れがある。
- ゴムの摩擦により、髪が切れたり抜けたりすることがある。
- ゴムをつけている部分だけ、髪の動きが不自然に制限され、ドレッドの成長が妨げられる。
- ゴムをつけている部分は、洗髪後に乾きにくい。
結果は?

ドレッドの根元や毛先にゴムを装着することについての賛否検証結果としては、効果の個人差や相性があるため、一概に正しい・間違え…とは言えません。注意深く使えば、ある程度の効果がある…ということのようです。
つまり、ゴムを使わなければドレッドを維持することが出来ないワケではないので、必須ではありません。
試してみたい人は、反対意見のようなトラブルが起こる可能性もあるため、次のような点によく注意して実行しましょう。
ゴム装着時の注意点

ドレッドへのゴム装着を試す際は、トラブルを避けるため、以下の点に注意しましょう。
- 耐熱性が低そうな安価なゴムは避ける。
- ドレイヤー使用時は、あまり熱くせず、髪に近づけすぎないよう気をつける。
- ゴムに髪が絡んだり覆いかぶさったりしないよう、コマメにチェックする。問題があるときは一旦はずして再装着するか、外してしまう。
- 装着するのはドレッドを作ってから1~2か月ほどにとどめる。
- 根元に装着する際は、頭皮から少し距離をとり、余裕を残す。
- あまりきつく巻かないように心がける。
むすび
作ってから日が浅いドレッドは、解けたり、根元どうしが連結したりしやすいものです。
ドレッドの先端や根元にゴムをつけることにより、それらをある程度は予防することができるようです。
しかし、正しく利用しないと、頭皮に負担をかけたり、ドレッドを傷めてしまう可能性があるため、よく気をつけましょう。
ちなみに、管理人の個人的な意見としては、ゴムを付ける必要はあまりないと思います。
なぜなら、長期的に見れば、一時的にコンゴ(ドレッドどうしの連結)や型崩れを防止できたとしても、ゆくゆくはセパレートやボサボサ対策(※)など、なんらかのお手入れを行うことになり、2度手間という気がするからです。
また、ゴムを付けた方がドレッド化が促進される、ということも特にはないと思います。
とはいえ「効果があった」という人もいるため、絶対にしてはならないワケではありません。最も大切なことは、各自の相性です。「今までゴムをつけてきたけど上手くいってるよ」という人は、続けても大丈夫だと思います。
※ボサボサ対策については「ボサボサ・平たいドレッド対策にはピンチロール」「ドレッドから伸びた普通の毛対策にドレッドボール」をご参照ください。また、フリーフォームにこだわって、ボサボサ対策はあえて行わない…という選択肢もあります。