ヴァレリー・ジューンのドレッド

ヴァレリー・ジューンのドレッドヘア。Varelie June's dreadlicks

今回は、個性派女性シンガーソングライターであるヴァレリー・ジューンドレッドレビューです。その歌声のようにユニークなドレッドです。

ヴァレリー・ジューンとは?

ヴァレリー・ジューン(Valerie June Hockett)。

アメリカ出身のシンガーソングライターです。その音楽は、フォーク・カントリー・ブルース・ゴスペル・ブルーグラス・ソウルなど、様々なルーツミュージックの要素が混ざり合った個性的なものです。

また、ギター・バンジョー・ラップスティールなどを演奏できるマルチプレーヤーでもあります。

ヴァレリー・ジューンのドレッドについて

ヴァレリー・ジューンのドレッドは、フリーフォーム(※)による自作です。
※洗髪しつつ櫛(手櫛も含む)をやめることで、髪を自然にドレッド化させる作り方。どんな髪質でも可能。詳しくは「ドレッドヘアの作り方-フリーフォーム」参照。

その仕上がりは、毛量が豊富でボリュームがあり、太さはバラバラ、ところどころに見られる平らなドレッドが目を引くポイントになっています。

フリーフォームで自作したドレッドは、人それぞれに仕上がりの形も違ってくるため、彼女のように、平らになるケースもあります。

強めにウェーブがかっているのは、天然ではなく、セットした状態ではないかと思われます。

長年続けているだけあり、長さもたっぷりです。

↑おそらくこちらがセットしていない状態です。

ヴァレリーがフリーフォームドレッドを始めたのは2001年ごろから。

あるインタビューによると、ドレッドにしたきっかけは「以前は2週間に一度パーマをかけていて、何時間も費やしていた。髪にたくさんの時間や物をつぎ込むのが嫌だった。もっと気軽なライフスタイルにしたかった。」と語っています。

つまりは、フリーフォームドレッドなら洗って髪を自然にしておくだけで大丈夫だから…ということです。

ドレッド=ラスタと思う人も多いようですが、バレリーはラスタではありません。

※関連ページ:ラスタとドレッドヘア

↑こちらはドレッドのまとめ方が珍しく、目を引きます。

ヴァレリーのドレッドアは、オーガニック且つアーティスティックな雰囲気を漂わせながら、ウェーブがかったセットをしたり、まとめ方に一工夫するなど、遊び心も感じられます。

ちなみに

ちなみに、ヴァレリーは自分の音楽を「organic moonshine roots music」と表現しています。

その理由は、人々に「一体どんなものだ?」と疑問を抱かせることで、心をオープンにして接してほしいから…とうことです。

また、ボブ・ディランは2017年のインタビューで、リスペクトしているミュージシャンとして、バレリー・ジューンの名を挙げています。

むすび

ヴァレリー・ジューンドレッドは、その声や音楽同様に個性的であり、一言にドレッドといっても人それぞれに違って面白い…と、管理人は再確認できました。

また、ヴァレリーがドレッドを始めた理由は「髪に手間をかけたくないから」ですが、気分によっていろんなまとめ方をしたりセットしたりする遊び心も持ち合わせており、「自分のやり方で楽しんでいる」という感じがして、好感をもちました。

※関連ページ:人がドレッドにする理由とは

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