フリーフォームでドレッド作りを始めるには秋が最適の季節!?
フリーフォームでドレッドの自作を開始するのに、最適な季節はいつでしょうか?その答えは…いつでも自分が始めたい時でOKです。これといった決まりはありません。とはいえ、管理人の経験などもふまえた個人的な意見として、あえておすすめするなら、秋です。
秋をすすめる理由
真夏にボサボサ期が重なるのは辛い
フリーフォームによるドレッド作りでは、髪の性質を利用して自然にドレッドを形成させます。そのため、お金がかからない・自然な雰囲気に仕上がる・手入れが少なくて良い・頭皮や髪に余分な負担をかけなくて済む..などのメリットがあります。
しかしその反面、ドレッド形成のスピードはとてもゆっくりで、完成するまでには長い時間が必要です。そして、始めてから少なくとも数ヶ月(個人差アリ)は、ボサボサの酷い寝癖のような状態になります。(詳しくはドレッドヘアの作り方フリーフォーム参照)
そこで、ちょっと想像してみてください。例えば、春や初夏にフリーフォームを開始した場合、夏真っ盛りのころにこの「ボサボサ期」が重なる可能性が高まります。
猛暑の中、髪はボッサリで蒸し暑く、しかもまだドレッドには見えない状態、通行人からは不審な目を向けられたり…でも調えてはいけないし…となると、なかなかハードな状態ではないでしょうか?
我慢できれば達成感が得られますが、この時点で意欲が急降下し、せっかくはじめたドレッド作りをやめてしまう…という残念なケースも考えられます。(※かくいう管理人は春に開始しました…笑)
秋に開始すると…?
では、秋に開始した場合を考えてみます。
前述のように、春や初夏に開始すると、すぐに真夏がやってきます。しかし秋の場合は、秋・・冬・・春・・夏、と時間の余裕があります。
ドレッド形成の速さは、人それぞれの髪質・体質・生活環境などによって違いが出てきます。ボサボサ状態が3ヶ月で終わる人もいれば、1年続く人もいます。そのため「秋に始めれば夏までにはボサボサ期がおさまっている」と保証することはできません。
しかし、秋に開始すれば、その時期を涼しい間に過ごせる可能性は高まります。
ドレッド形成過程のボサボサ期に感じる煩わしさも、猛烈に暑い夏と比べると、気温が低い冬や春の方が、ずっと緩和されます。
また、真夏になってからもボサボサが続いており、ドレッドっぽく見えていなかった場合でも、その後ドレッドになるハズの髪の束が少しでも多く形成されていれば、モチベーションは違ってきます。この点でも、やめてしまう可能性が抑えられるでしょう。
夏ほど洗わなくて良い
基本的に、洗髪は髪のドレッド化を促進させるのに役立ちます。
しかし、フリーフォームによるドレッド形成の初期には、毎日あるいは1日おきくらいの頻繁なペースで洗うと、ドレッド化のスピードが落ちてしまうことがあります。出来たての髪の束が、頻繁に洗うことによって解けてしまう…というケースがあるからです(←管理人は何度か経験があります)。
一般的に夏は汗をかきやすくなるため、髪を洗う頻度が多くなります(←人の体質や生活環境によって個人差はありますが…)。しかし、他の季節では、より少ない頻度で済ませることができます(←とはいえ最低でも週に1回の洗髪は必須です。詳しくはドレッドヘアの洗い方参照)。
つまり、涼しい時期なら洗髪頻度を適度に調節しやすいので、ドレッド化が妨げられずに済む…ということです。
むすび
このように、フリーフォームを秋にはじめると、途中でやめてしまうリスクの軽減につながります。冬にはじめても似たようなメリットが得られるでしょう。
ただ、最終的には「本人が始めたいと思ったとき」がその時だと管理人は思います。
途中でやめたくなるのを防ぐには、「なぜドレッドにしたいのか」をある程度はっきりさせておき、モチベーションが下がったときに、それを思い出す…というのも、ひとつの手段です。理由は人から立派に聞こえるものじゃなくても、一向にかまいません。自分自身が納得できるものであることが大切…というのが管理人の考えです。