ドレッド&ミュージック5-Get up Stand up
今年も残り少なくなってきました。猛暑が過ぎ去り、ドレッドヘア愛好者にとっては過ごしやすい季節になりつつあります。みなさん、どうお過ごしですか?
今回は、管理人が勝手な好みで選ぶドレッドヘアミュージシャンの良い曲紹介です(笑)。
ということで曲は「Get up Stand up」です。演奏しているのはレゲエ・ラスタ・ドレッドを世界に広めたジャマイカのカリスマ、ボブ・マーリーひきいるBob Marley and The Wailersです。
動画もあるので、よろしければお楽しみください♪
Contents
独特なリズムとロックフィーリング
欧米とは違う独特の軽快さと粘りの効いたオーガニックな演奏は、訛りのあるリズムが好きな人間(←管理人)にはたまりません。
聴いているうちに音の中に沈んでいくような心地よさがあります。
また、ジャンル的にはレゲエのフォーマットでありつつも、ロックのフィーリングが溢れているところも大好きなポイントです。
管理人は、聴いたり観たりするたびに「いや~….カッコイイな~…」としびれてしまいます(笑)。
強いメッセージとカリスマ性
そして「神頼みをするな!この世界で自分の人生をみつけるんだ!立ち上がれ!戦うのをやめるな!」というストレートなメッセージ。
こういった内容は、歌う人によっては嘘くさくなるし、管理人はそういうのが鼻につくタイプです(笑)。
しかし、ボブ・マーリーの場合は全く別です。声と佇まいに宿る本物のカリスマ性や、それゆえ政治がらみのイザコザに巻き込まれて暗殺されかけた実体験なども加わり、とても強烈な説得力を放っています。メッセージも本物として響き、ヴォーカリストとしても人物としても凄いと思います。
ボブ・マーリーのドレッドについて
ボブ・マーリーのドレッドは、あちこちにコンゴ(※)が見られ、長さや太さがまちまちで野生的です。この姿に憧れてドレッドにする人も多いでしょう。
作り方はフリーフォーム(詳しくはドレッドヘアの作り方【フリーフォーム】参照)。
「自然な状態こそが最も尊い」とする敬虔なラスタであるため、セパレートでさえもしていなかったようで、年代を追って見ていくと、どんどんドレッドが太くなっていくのが分かります。
※ドレッドはなにもせずに放置しておくと、互いにくっついてより太い1本になろうとする性質をもっており、くっつくこと・くっついて太くなったドレッドを「コンゴ」といいます。
むすび
どうでしたか?
ボブ・マーリーのレゲエというと「緩やかで軽い音楽」というイメージを持っている人もいますが、実際はその反骨精神や音楽的な興味深さから、パンク・メタル・ミクスチャーなど、アグレッシブな音楽にも強い影響を与えています。
例えば、このサイトでもご紹介した元祖ミクスチャーとも言われるハードコアバンドBADBRAINS、伝説的パンクバンドTHE CLASH、トライヴァルメタルバンドSOULFLYのギター・ボーカリストであるマックス・カヴァレラ、などです。
アグレッシブな音楽以外は聴かないという人も、歌詞などを読みながら聴いてみると、惹きつけられるものがあるのでは?と思います。
てなわけで、今回はドレッドの知識ではありませんでしたが、最後まで読んでくれてありがとうございました!
また次回までお元気で♪