ドレッドをヘアラップ(紐で装飾)する3つの方法
カラフルな紐を巻きつけて飾られたドレッドを見たことはありませんか?ドレッドは素のままでも十分に個性的な髪型ですが、ヘアラップ(紐による装飾)を施すことで、また異なる表情を楽しむことができます。ドレッドを直接カラーリングしなくても、カラフルに出来るという利点もあります。
今回は数あるヘアラップ方法のなかで、取り組みやすいシンプルなもの3つをご紹介します。
参考にしてみてください。
Contents
ヘアラップを始める前に
ヘアラップを作り始める前に、まずは基礎的なことに目をとおしておきましょう。
ヘアラップって?
ヘアラップ(hair wrap/wrapping)とは、髪の毛に紐を巻きつけたり編んだりして装飾を施す、アレンジ方法のひとつです。
ドレッドにヘアラップできるのはいつから?
ドレッドにヘアラップを施す時期としては、基本的に成熟後がベストです。
ドレッドは髪の毛が自然に動き、収縮することによって成長し、形や強度が落ち着いた状態(成熟)になります。しかし、ヘアラップをすると自然な動きを制限してしまうため、成長を抑制してしまう可能性があるからです。
とはいえ、どうしても成熟前に行いたい場合は、後にご紹介する方法(その1)のように、隙間の多いものを選び、できるだけ装着した日のうちに外すよう心がけましょう。
※関連ページ「ドレッドを紐やビーズで飾るときの注意点は?」
使う紐の素材は?
ヘアラップに使う紐の素材には、毛糸や麻紐が一般的です。しかし、特に決まりがあるわけではないので、思いついたものを試して楽しんでみましょう。
ただし、色が落ちやすいものや、熱に弱い素材などは、万一の場合に髪を傷めかねないため、使わないようにしておきましょう。
注意事項
- 結びつける際は、強くやりすぎないようにしましょう。切れ毛や抜け毛の原因になる可能性があります。
- 紐の本数を増やすとそれだけ重みも増し、頭皮や髪の毛への負担も増加します。髪が抜けやすい人や、切れやすい人は、気をつけて調整しましょう。
- 洗髪の時は外しましょう。そのまま洗ってしまうと、紐の部分に汚れや水分がたまりやすくなり、ドレッドを傷めてしまう可能性があります。また、紐の上から周りの髪が被さって絡まり、ドレッドに巻き込んでしまう場合もあります。
- 外す際は、一番下の結び目が解くか、又は切ります。このとき、怠ってドレッドを切ってしまわないようによく注意しましょう。
3つの方法
では、シンプルで気軽にできるヘアラップの作り方3つのご紹介です。
その1
くつ紐のようにクロスさせるタイプです。隙間が多く、かかる時間もわりと少なくて済みます。
用意するもの
- 紐(1本)
- ハサミ
手順
- 紐を任意の長さに切ります。目安は、仕上げたい長さ×2+アルファほど。※ドレッドの太さや巻きの間隔などによっても変化するので、各自で要調整です。迷ったら長めにしておきましょう。
- 紐の真ん中を中心にして、ドレッドの任意の場所にひと結びします。このとき強くやりすぎないように注意しましょう。
- 交差させながら先端の方向へ巻きつけていきます。
- 任意の場所まで巻き終わったら固結びします。
- 余分な紐を切って完成です。
↑ 1:37~2:45あたりで実演してくれてます。
その2
コイル状に隙間なく巻いていくタイプです。単一色で巻きたいときに便利な方法です。
※1本を複数色で染めてある紐を使えば、これも複数色に仕上げられます。
用意するもの
- 紐(1本)
- ハサミ
手順
- 任意の長さに紐を切ります。迷ったら長めにしておきましょう。
- ドレッドの任意の位置に、紐の端近くをひと結びします。
- 2.ではみ出した紐の短い方をドレッドの毛先方向へむけます。
- 長い方の紐で短い紐を覆うようにしつつ、毛先へ向けてコイル状に巻いていきます。
- 任意の位置まで巻いたら、ひと結びをします。解けないようによりしっかりとしたい場合は、でもう1~2回ほどひと結びをくりかえしまします。
- 余分な紐を切って完成。
↑最初~1:25あたりで実演してくれてます。
その3
隙間なくコイル状に巻いていくタイプです。複数色で巻きたいときに便利な方法です。
用意するもの
- 紐(好きな色を複数)
- ハサミ
手順
- 各紐を任意の長さに揃えて切り、ひとまとめします。長さに迷ったら、余裕をもって長めにしておくと良いでしょう。
- ドレッドの任意の位置に、紐の端近くをひと結びします。(紐が複数という以外はその2で行ったのと同じ要領です)
- 2.ではみ出した紐の短い方をドレッドの毛先方向へむけます。
- 表面に出したい色の紐ををひとつ選び、残りの紐ごと覆うような要領で、毛先の方へ向けコイル状に巻いていきます。
- しばらく続けたら、今度は他の色を選び、4.の要領で巻きつけていきます。以降これを、好きな色や長さのぶんだけ繰り返します。
- 任意の位置まで続けたら、最後に表面にでている紐を使い、ひと結びします。解けそうで不安な場合は、同じ要領でもう1~2かいひとむすびを繰り返します。
- 残った紐をカットして完了
↑ 2:45あたりから実演してくれてます。雰囲気はつかめると思います。
外す時は?
外す時は、最後の結び目を解くか、または切ります。
注意事項の繰り返しになりますが、この時に怠ってドレッドを切ってしまわないように十分気をつけましょう。
むすび
以上は数あるヘアラップ法のうちで、基本的で手軽な作り方です。
注意事項にさえ気をつけていれば、アイデア次第でいくらでもアレンジを広げることができます。その日の気分によって変化させることも可能です。
基本に慣れたら、紐の数や色を増やしたり、途中にチャームやビーズを通したり、違う結び方を試してみるなど、よりオリジナリティを出して楽しんでみるのも良いでしょう。