レニー・クラヴィッツのドレッド
今回はシンガーソングライター、レニー・クラヴィッツのドレッドヘアについての考察です。
レニーは活動初期、とてもカッコいいドレッドにしていました。しかしその後はドレッドをやめ、長い期間ほかのヘアスタイルでした。
ところが最近、ふと写真をチェックしてみたところ、またフリーフォーム(※)による味のあるドレッドに戻っており、嬉しくなって特集することにしました(笑)。
お気軽にお楽しみください♪
※ドレッドヘアの自作方法のひとつ。自分ひとりで実行でき、人それぞれに異なったオーガニックな雰囲気に仕上がるのが特徴です。詳しくは「ドレッドヘアの作り方【フリーフォーム】」参照。
Contents
レニー・クラヴィッツとは
レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)。
本名はレナード・アルバート・クラヴィッツ(Leonard Albert kravitz)。
1964年、アメリカのニューヨーク出身の世界的シンガーソングライターです。様々な楽器を演奏できるマルチプレイヤーでもあり、ヴィンテージ機材のコレクションはかなりのものという話です。
また、映画「プレシャス」の出演では俳優としての才能も評価されました。
ちなみに高校時代の同窓生にはスラッシュ(元ガンズ・アンド・ローゼス)やニコラス・ケイジ(俳優)もいるそうです。
レニーのドレッドについて
1989年「Let love rules」でのデビュー時は、フリーフォームと思われるそれほど長くないドレッドでした。その後、1998年あたりまで伸ばし続け、ワイルドになっていきます。
その後はドレッドをやめ、2016~17年あたりから再びフリーフォームをはじめ、2018年現在のドレッドになっている模様です。
↑Are You Gonna Go My Way(1993年)
このころは、フリーフォームによるナチュラルでワイルドなドレッドです。
地毛がアフロなため、毛先は丸くなっています。(毛先についてもっと知りたい人は「ドレッドの毛先を丸くするにはどんな方法が?」をご参照ください)
普通の長髪と違い、振り乱すとヘビのような感じになる様は、管理人がドレッドを好きな理由のひとつです。
↑California(2004年)
1998年以降、ドレッドをやめてからは、このようにストレートにしていた時期もありました。
↑strut(2014年)
そして2014年はシブい短髪に。
↑2017 Rock & Roll Hall of Fame Induction Ceremony
そして2017年にはフリーフォームでのドレッドに戻っています。根元がゆるく、太さや長さもまちまちなのが特徴です。このくらいの状態もラフでカッコいいものです。
↑2018年メキシコでのインタビュー
2018年には、長さも出てきて、フリーフォームによる髪のドレッド化が進み、形がよりハッキリとしてきています。
オーガニックな雰囲気の味わい深い仕上がりです。このまま伸びていけばさらにカッコよくなりそうです。
ちなみに…
ちなみにレニーのインタビューによると、2018年9月発売の「Raise Vibration」アルバム制作時、突然アイデアが枯渇するという、ミュージシャン生活で初のスランプを経験したそうです。
煮詰まったレニーは、関係者による外部ライターなどとのコラボ提案も断り、あえて音楽制作から離れ、自宅にこもって内面に目を向ける生活を送ることに…。
しばらく後のある早朝、突然アイデアが浮かんだのをキッカケに、続々と曲が完成していった…ということです。
レニーが、確固たる地位を築いた今でも、音楽に対して純粋な姿勢を保ち続けていることが伺えるエピソードではないでしょうか?
むすび
いかがでしたか?
レニー・クラヴィッツのドレッドヘアは、70年代のハードロックやファンク・ソウルなどの影響が感じられるオーガニックな音楽性と、アグレッシブかつ華のあるパフォーマンスにピッタリ似合っていると思います。
90年代、レニーのドレッドがカッコイイと思っていた管理人にとって、再びドレッドに戻ったのは嬉しいことです。
ただ、有名な人物がドレッドヘアにしたり、止めたりすると、賛否両論が起こりますが、個人的にはドレッドヘアは会員制のようであるべきではない、と思います。
年齢・性別・国籍にかかわらず誰であれ、始めるのも辞めるのも、本人が納得して選択するのが自然、というのが管理人の意見です。