クリス・バーンズのドレッド

クリス・バーンズのドレッド。Chris Barnes's dreadlocks.

デスメタル界で30年以上にわたり現役で活動を続けているボーカリスト、クリス・バーンズドレッドレビューです。ドレッド歴のほうは20年以上です!

クリス・バーンズとは?

クリス・バーンズ(Chris Barnes)。

デスメタルの創成・発展に大きな貢献を果たしたアメリカのバンドである、カンニバル・コープス(Cannibal Corpse)の元ボーカリスト

現在は同国のデスメタルバンドである、シックス・フィート・アンダー(Six Feet Under)のボーカリストです。

その人間離れしたデスボイスは、世界中のデスメタルバンドに影響を与えました。

ブラックサバスグレイトフル・デッドの熱心なファンでもあります。

クリス・バーンズのドレッドについて

2015年のとあるインタビューによると、「ドレッドは98年に始めた。3~5年目くらいまではポマードとかいろんな製品を使い、あれこれ手を加えてメンテナンスしていたので、とても手間がかかっていた。でも、それ以降はほったらかしにしている。」とのことです。

つまり、最初は美容院でドレッドを作り、2003~4年ごろにはフリーフォームに移行していたようです。

↑2000年

自然な雰囲気のドレッドです。一部にリングをつけています。毛先が筆状になっていることから、アフロドレッドではない模様です。

ナチュラルに見えますが、実は手入れに時間をかけていた時期です。

※関連ページ:ドレッドの毛先を丸くするにはどんな方法が?

↑2009年

フリーフォームに移行して5~6年が経過しています。長さが腿に達するほどの見事なロングドレッドへと成長しています。一部にビーズを装着して飾っています。

※関連ページ:ドレッドを紐やビーズなどで飾る時に注意することは?

↑2019年

長さや太さがバラバラ、ちらほらとび出しているノーマルヘアやコブなども目立つ、かなり野性的なドレッドになっています。

後頭部が剥げていたり全体的に抜け毛があるようで、以前よりもボリューム自体は減っているのですが、情けない感じはなく、逆に鬼気迫る異様な迫力が出ています。

ちなみに

クリス・バーンズは、人間離れしたデスボイスや、異様な存在感のみなぎるパフォーマンスから、攻撃的な面が印象的です。

しかしその一方、輪廻転生・生まれ変わりを信じていたり、「全ては学びの経験であり、人は何かの理由があって存在している」など、スピリチュアルな考え方を大切にする一面もあります。

むすび

クリス・バーンズドレッドヘアには20年以上もの歴史があり、時期ごとの変化を見るのは興味深いものです。

特に、昨今のクリスは毛量自体は減っているようですが、それによるドレッドの変化が逆に、地獄からやってきたかのような強烈な存在感を増幅させているところが、強く印象に残りました。

長期間ドレッドを続けた人の姿にはなんらかの強い雰囲気が漂っているものだと思うのですが、それが仙人のようだったり獣のようだったりと、それぞれに異なっているところが面白い…と、管理人は感じます。

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