美容院で作ったドレッドからフリーフォームに変更はできる?

美容院で作ったドレッドをフリーフォームドレッドに変更することはできる? salon dreadlocks - freeform dreadlocks

美容院でドレッドを作った後、自然派のドレッド自作・維持メソッド「フリーフォーム」の存在を知り、やってみたくなった…という人もいらっしゃるでしょう。

その場合、美容院のドレッドからフリーフォームドレッドへと移行することは出来るのでしょうか?

メソッドに関係なく可能

美容院のドレッドもフリーフォームへ変更は可能

冒頭の疑問に対する答えですが…美容院で作ったドレッドもフリーフォームに変更することは可能です。
※フリーフォームについての詳細は「ドレッドヘアの作り方フリーフォーム」をご覧ください。

エクステなど、自分の髪の毛以外を追加してる場合を省けば、どんな方法で作られたドレッドでもOKです。
※エクステ部分以外の地毛部分はフリーフォーム可能

パーマをかけていても、そうでなくても、関係ありません。

また、美容院ではなく、ツイスト&リップバックコームなどのメソッドによって自作したドレッドの場合でも、問題ありません。

LAZYDREADSさんも、最初は美容院のドレッドで、後にフリーフォームへ移行したそうです。

やり方は?

フリーフォームへと移行する方法はシンプルです。

  1. カギ編み棒を使った締めなおし・ワックス添付などのお手入れを行っている場合は、ストップします。
  2. コンディショナーの入ってないシャンプー・無添加石鹸での洗髪で清潔さを保ちつつ、髪を一切梳かさないようにします。手グシもNG。
  3. ひたすら時間が過ぎるのを待ちます。

加えて、好みによってセパレートをします。
※やり方の詳細は「ドレッドヘアのお手入れ-セパレート」参照。

締め直しをやめることにより、根元がルーズな状態になりますが、そのままにしておきます。根元が緩くなることによって、髪の自然な動きが邪魔されなくなり、伸びた毛が自然に絡まってドレッド化していきます。

パーマをかけたり道具を使って編み込んだりする必要がなくなります。

フリーフォームへと移行していく過程

美容院ドレッドがフリーフォームドレッド化する過程 phase of freeform dreadlocks

フリーフォームへ変更する過程では、ドレッドヘアに次の変化が起こります。

  • 普通の毛が目立つようになる
  • コブ・輪っかなどができたり、曲がったりする

締めなおし・ワックスなどで手入れを続けていた人にとっては、ぎょっとするかもしれません。しかし、これらの変化は一時的なものです。

ドレッドが成熟するにあたって、ごくごく自然な過程であり、時間の経過に伴って、形も強度も落ち着いていきます。

仕上り具合は、美容院で作ったものと比べると、長さ・太さ・形状(丸かったり平らだったり…)がランダムで、より自然かつユニーク印象になる傾向があります。
管理人のフリーフォームドレッド画像は「普通の髪の毛がドレッド化する過程」参照)

ちなみに、それまで使っていたワックスがドレッドの中に溜まって抜けなくなり、傷んでしまっている場合は、重曹で洗いましょう。

洗う際は、急にたくさんの重曹を入れたり、連続して何回も行ったりしないようにします。間隔をあけて複数回に分け、髪や頭皮への負担を減らしましょう。
※詳しいやり方は、「ドレッドヘアのお手入れ-ディープクレンジング」参照

それでもダメなときは、新しいヘルシーなドレッドが十分に伸びるのを待った後、先端付近から徐々に切っていくと良いでしょう。
※切り方の詳細は、「ドレッドヘアの切り方」参照

変更する前に

フリーフォームドレッドに変更する前に

フリーフォームドレッドに変更するにあたっては、メリットとデメリットがあります。実行する前によく検討しておきましょう。

メリット

  • 手入れのために美容院に行く必要がなくなり、お金がかからなくなる
  • 締めなおしやワックスなどをやめることにより、髪や頭皮への負担を減らすことができる
  • より自然で野生的な仕上がりになる
  • コミュニティーによっては、リスペクトされることもある

デメリット

  • 長い時間が必要(半年~3年)
  • 途中で形がくずれる期間がある
  • 自然の力に任せてドレッドを形成させるという性質上、形や長さなどの仕上がりを、あらかじめ予想することができない

むすび

フリーフォームドレッドは、お金がかからず、仕上がりも自然な作り方&維持方法です。そのメリットのため、他のメソッドからフリーフォームへと移行する人もたくさんいます。

よりオーガニックなドレッドを望む人には、オススメと言えます。

ただ、このサイトでも何度か言っていることですが、最も大切なことは、どのメソッドが正しいか間違っているかではなく、自分がどんなドレッドを望んでいるかです。

例えば、まっすぐ整ったドレッドが好きな人には、フリーフォームは不向きです。根元が緩くなるのが嫌…という人にも同様です。
※関連ページ:ドレッドを作るならどっち?美容院vsフリーフォーム(自作)

ドレッドヘアを楽しむために、そのあたりをよく考慮してから、自分に合った作り方・お手入れ方法を選択しましょう。

このサイトをフォローする!