切らずにドレッドヘアをやめる方法

切らずにドレッドをやめる方法

「ドレッドをやめるには切るしかない」とお考えの人は多いでしょう。しかし、切らずにすむ方法もあります。

ドレッドを始める前にやめ方を知っておきたい人や、ドレッドを普通の毛に戻したいと考えている人は、参考にしてみて下さい。

切らずに済むドレッドのやめ方

ドレッドヘアは切らなくてもやめる事ができます。しかし、それなりの手間と時間が必要です。

自分だけでも出来ますが、誰かに手伝ってもらうと、より楽になるでしょう。

用意するもの

切らずにドレッドをやめる方法 必要なもの

  • 細長くて頑丈な金属製の棒(太めの針・釘・ラットテールコームなど。表面がなめらかで折れないものを!)
  • 普通のクシ
  • コンディショナー
  • お湯(入浴する時くらいの温度)

やり方

  1. ドレッドを1本選び、お湯でよく湿らせます。
  2. 湿ったドレッドにコンディショナーを添付し、よく揉みます。できるだけ柔らかくしましょう。
  3. ドレッドの先端から少し上のあたりに、金属製の棒(釘・ラットテールコームの柄など)を刺しこみ、先端へと動かします。これを繰り返して、梳かしていきます。
    ※尖った棒の先端で、指や頭皮に怪我をしないよう、よく気をつけましょう。
  4. だいたい梳かしきれたら、普通のクシでさらに梳かします。
  5. この要領で、根元に向かって少しずつ梳かしていきます。
  6. 終わったら、洗髪・乾燥して完了です。
    ※途中で抜け毛・切れ毛が出てくる場合がありますが、それほど気にしなくてOKです。普通の髪型の場合、抜け毛・切れ毛は、自然に下に落ちていきます。ところがドレッドは、毛が複雑に絡まっている状態にあるため、抜け毛・切れ毛が出ても、ドレッド内に納まり、すぐには落ちていかない傾向があります。それが、梳かした時に出てくるのです(梳かしている間に切れた毛も含まれてはいますが…)。

頭全体を普通の髪に戻したい場合は、この作業を全部のドレッドに対して行います。一部だけを普通の髪に戻したい場合は、該当する箇所のドレッドだけに、行います。

時間がかかるので、1日に数本ずつ、数日に分けて行っても良いでしょう。

↑LazyDreadsさんが実演してくれています。

注意点

切らずにドレッドをやめる方法 注意点

  • ドレッドが成熟していればいるほど(ドレッド期間が長いほど)、髪の密度・強度が高いため、戻すのに時間もかかります。
  • ドレッド作りやメンテナンスでワックスを利用し、それがドレッド内に溜まってしまっている時は、第一にそれを除去しなければなりません。このケースでは、切らずに戻すことが難しい場合もあります。

    ※ドレッド内に蓄積された汚れ・不純物は、重曹を使ったディープクレンジングでたいてい除去することが出来ますが、あまりに酷く固まっている場合などは、無理なケースもあります。

    ※当サイトに掲載している作り方・メンテナンスでは、一切ワックスは利用しません。
  • 普通の髪に戻した際、多少の傷みが残っている場合があります。ドレッドは基本的にコンディショナーを使わず、髪を乾燥気味にキープするからです。ノーマルヘアに戻した後、洗髪時にコンディショナーを利用するようにして、徐々に以前の状態に戻していきましょう。

むすび

ドレッドヘアをやめる際は、切らなくても大丈夫です。ただし、それにはある程度の手間がかかります。

とはいえ、やめ方を知っていればドレッドを始めるかどうかを決めるときの、検討材料になります。

また、今ドレッドにしている人がやめたい場合は、丸坊主にする必要がないので、後の髪型の選択肢が増えることになります。

よい参考になれば幸いです。

このサイトをフォローする!