ドレッドヘアのお手入れ【セパレート】
今回は、ドレッドヘアのお手入れのひとつ「セパレート」を解説します。
ドレッドの太さに関係する大事なものです。
セパレートって?
ドレッドは、普通のヘアスタイルのように、毎日ブラッシングする必要がありません。
しかし、全く何もしないでいると、ドレッドはお互いにくっつき、少しずつ太くなっていきます(※このように、2本以上がくっついてより太い1本のドレッドになることを、コンゴといいます)。
ずっと放っておくと、全てのドレッドがくっついて、やがて大蛇のように太い1本のドレッドになります。
これを防ぐためのお手入れが「セパレート」です。
あえてドレッドを太くしたい場合は、あまり行わないようにします。また、信仰上の理由で全くやらない人もいます。
やり方
1.くっつきつつあるドレッドをみつけます。
2.各ドレッドを左右の手でつかみます。
3.別々の方向に引っ張ります。根元にとどくまでやりましょう。
途中で引っかかる毛があるときは、可能なかぎり切らないように注意しつつ、ドレッドから引っ張りだします。切ってしまうと、ドレッドを傷めてしまう可能性があるからです。※引っ張り出した普通の毛は、特に何もしなくてOKです。時と共に、自然とドレッドに混じっていきます。
4.引き離せたら、完了です。
どのくらいのペースでするの?
セパレートするタイミングは、ドレッドどうしがくっつきだした時、が基本です。そのため、何日に一度やらなければならない、というものではありません。
しかし目安としては、ドレッドを作って日が浅い間や、フリーフォームでのドレッド成長期などは、1~2日ごとに頭を点検し、くっつきだしたドレッドを見つけたら、行います。
この時期にはドレッドがまだ成熟しておらず柔らかいため、互いにくっつこうとする傾向が強いからです。
※ただし、やりすぎには注意しましょう。例えば、1日に3回などは多すぎです。ドレッドの成長を妨げてしまう場合があります。管理人は、フリーフォーム初期段階でセパレートをやりすぎ、かえって髪のドレッド化を遅れさせたことがあります。
ドレッドの成長が進み、形や強度が安定してくると、くっつこうとする傾向も落ち着いてくるので、シャンプーをした後や、頭全体をチェックしてみて気になった時、などに行えばOKです。
気をつけて!
ドレッドどうしがシッカリとくっついてしまっている場合は、無理にセパレートするのはやめましょう。
たくさんの切れ毛や抜け毛ができて、ドレッドを傷める可能性が高いからです。
セパレートは必ず、ドレッドがくっつきだした初期段階で行いましょう。
むすび
セパレートはドレッドの太さをコントロールするのに役立ちます。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、しばらく続けていると自然な習慣になってくるでしょう。焦らずゆっくり行いましょう。