ドレッドヘアを毎日洗髪することは可能!?
ドレッドヘアは熱がこもりやすいものです。真夏の暑い時期はもちろん、スポーツをしたり体を動かす職種の人など、毎日洗髪したい!と思うこともあるでしょう。はたしてドレッドは毎日洗っても大丈夫なのでしょうか?
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ドレッドヘアは毎日洗髪できる?
ドレッドヘアの洗髪頻度は、週に1回〜1日おきの間が基本です。
その範囲内で、それぞれの髪質・体質・生活環境に応じ、本人が一番快適でいられる頻度を選択するのが、一般的です。
※詳しくは「ドレッドヘアの洗い方」参照。
しかしその頻度はあくまで基本ラインであり、こうでなければならない…という絶対の決まりではありません。
つまり、本人が快適に感じるのであれば毎日洗髪することも可能です。
ただし、実行する際にはいくつかの点に注意しておきましょう。
ドレッドを始めてからどれくらいたっているかに注意
ドレッドを毎日洗髪するには、ドレッドの成長がある程度進んでからのほうが無難です。
日の浅いドレッドは強度が十分ではないため、頻繁な洗髪により、型崩れしたり解けたりしやすい傾向にあるからです。
毎日に切り替える前に、ドレッドを始めてからどれくらい時間が経過しているか確認しておきましょう。
以下のように、作り方によっても違いがあります。
フリーフォームドレッドの場合
フリーフォームでドレッドを自作している途中の場合、洗髪を毎日にするのは、ある程度の髪の束が出揃ってからにした方が無難です。
※フリーフォームについて詳細は「ドレッドヘアの作り方-フリーフォーム」参照。
長期的にみると、洗うことは普通の髪がドレッド化するのを促進させる作用があります。しかし、あまり頻繁に洗うと逆効果になりえます。
ドレッドの元になる、出来はじめの柔らかい束が、洗いすぎによって解けてしまう可能性があるからです。※管理人は経験済みです。
頭全体がある程度のドレッド状になるまでは、注意しておきましょう。
その他の方法で作ったドレッドの場合
フリーフォームではない方法で作ったドレッドの場合、洗髪を毎日にするのは、少なくとも1〜2ヶ月、より注意深くするなら6ヶ月ほど経過してからにしたほうが無難です。
作ってから日が浅いドレッドヘアは、あまり頻繁に洗うと、普通の髪の毛が飛び出してボサボサ気味になったり、変形したりする傾向が強いからです。
※ドレッドが成熟してからも、洗えば普通の毛は出てきますが、若いドレッドのほうがその度合いは高くなります。
※フリーフォーム以外でドレッドの作り方の例としては、ツイスト&リップ・バックコーム・アフロドレッド、などが挙げられます。
シャンプーの使用頻度に注意
毎日洗髪する場合、その都度シャンプーや石鹸(※)を使うのは控えた方が無難です。
※コンディショナー成分が入っていないものを使用します。洗髪の詳細は「ドレッドヘアの洗い方」参照。
シャンプーや石鹸は洗浄力が高いため、毎日使用すると、汚れと共に髪や頭皮に必要な皮脂までもが洗いながされてしまい、ダメージにつながる可能性があります。
また、無添加のシャンプーや石鹸を使っていても、ドレッド内に石鹸カスが溜まりやすくなる場合もあります。
※石鹸カスなどが気になる時は重曹で洗います。詳細は「ドレッドヘアのお手入れ-ディープクレンジング」参照。
そういった事態を避けるためには、基本はお湯や冷水のみで、数日おきにシャンプー等で洗う…といった具合に調整すると良いでしょう。お湯や冷水ならシャンプーなどよりも洗浄力が穏やかになるからです。
例えば、基本はお湯のみで洗い、週に2回はシャンプーで…といった感じです。
各自の体質や好みに合った頻度を見つけましょう。
※冷水洗髪の詳細は「ドレッドは冷水のみで洗える?」参照。
突然切り替えないように注意
今まである程度の間隔を空けて洗髪していた場合、突然毎日に切り替えるのは控えておきましょう。
頭皮は、今までの洗髪頻度に慣れた状態にあるため、急にペースが変更されると上手く順応できずに、乾燥が過剰になったり、反対に皮脂分泌が過剰になったりすることがあります。
皮脂分泌量のバランスが崩れると、フケや痒みの原因になります。
こういった事態を避けるには、洗髪ペースを段階的に徐々に縮めて、最終的に毎日に落ち着けるようにしましょう。
例えば、4日おきに洗髪していたのを毎日にする場合、まずは3日おきにし、馴染んできたら2日おき…といった具合に調整していきます。
これなら、徐々に頭皮の状態を順応させていくことができます。
ちなみに、洗髪の間隔を空けたい場合は、上記の逆の要領で行えば安心です。
むすび
このように、いくつかの点に気をつけておけば、毎日ドレッドを洗うことは可能です。
とはいえ、髪質・体質・生活環境は人それぞれのもの。「今やってる方法で上手くいってるよ」という人は、そのまま続けてOKです。
この記事内容はあくまでもガイドラインと考え、最も快適だと感じる方法を見つけ出すのがベストです。
また、毎日洗髪することが体質に合ってない、というケースもあるので、その場合は無理をしないようにしておきましょう。
何にしても、他の人に害を及ぼさない限り、自然でいることが一番だ…と管理人は考えます。